生産ステータスを共有したい
ある製造業のお客様で「オンプレミスの基幹システム(生産管理システム)上の生産進捗データをkintone上で共有したい」という要望がありました。
オンプレミスの生産管理システムは、接続クライアント数でライセンス制限があるため、全ての部門にライセンスを配布することができず、IT担当者が定期的にCSVをエクスポートして共有フォルダに保存していており、以下の課題が発生していました。
オンプレミス環境の課題
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生産管理システムの生産進捗を全社に共有できない
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データへのアクセス権限が煩雑になる
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IT担当者が1日に数回、DBからCSVデータをエクスポートする時間コスト・作業ミス
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共有フォルダ上の生産進捗データを外出先から確認できない(営業マンが客先から即座に回答したい)

オンプレミスのDBからCSVファイルを自動エクスポートして、そのCSVをkintoneに自動アップロードできれば、これらの課題を解決できます。
DB から kintoneへの自動連携で解決
このお客様では、生産管理システムのDBからCSVファイルを定期的に自動出力して、そのCSVを「DataSyncer® CSV to kintone(データシンカー)」を使って、kintoneに自動アップロードすることでkintone上でのデータ共有を実現しました。
これにより、約10分に一度というほぼリアルタイムに全社で生産進捗が確認できるようになり、次のように課題解決をすることができました。

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生産管理データをkintoneのポータルサイト上に表示し、必要な部門が必要なデータを取得。
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レコード内の部門コード別に閲覧権限を割り当て
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生産管理システムからCSVデータを定期的(10分に一度)に自動でCSV出力&kintoneにアップロード。
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kintoneへアクセスすることで、外出先からもほぼリアルタイムに生産進捗を把握。
オンプレミスのDBからkintoneへの連携方法
CSVファイルを定期的に自動出力
オンプレミスのシステムでは通常何らかのデータベース(DB)が使われていますが、このDBからCSVファイルを定期的に出力する方法をご紹介します。
DBクライアントツール「DBeaver」
「DBeaver」は、様々な種類のDBの操作をすることができるオープンソースのDBクライアントツールです。
対応しているDBはOracle、MySQL、PostgreSQL、DB2(IMB i/AS400)などのオンプレミスでもよく採用されているDBをはじめ、AWSやAzure上のDB、SAP HANAやSaleseforceなどのSaaSを含め、ほとんど全てのデータソースに対応している優れもののツールです(日本語対応もされています)。

このDBeaverを使えば、オンプレミスシステムで使用しているDBからCSVファイルを定期的に自動出力する環境を簡単に構築できます。
詳しい手順は別途記事でご紹介しますが、DBeaverで出力テーブルとタイミングを指定すると、Windowsのタスクスケジューラーに登録がされ、定期的にCSVファイルを出力できるようになります。
CSVファイルのkintone自動連携
CSVファイルが出力できれば、そこから先のkintoneデータ連携は「DataSyncer CSV to kintone(データシンカー)」で実現できます。データシンカーは、ローカルのCSVファイルを自動的に検知して、kintoneアプリにアップロードできるサービスです。
CSVのカラムとkintoneのフィールドコードを自動マッピングしたり、データクレンジングやカラム結合など、kintoneへCSVエクスポートする際の作業を自動化することができます。

ここまでの手順で「DBからCSVファイルの自動出力」と「CSVファイルの自動アップロード」で、オンプレミスのDBデータをkintoneに自動反映させることができます。
CSVファイルを自動アップロード
CSVファイルがkintoneに自動登録される動きは、こちらの動画(90秒)もご覧ください。
まとめ
生産管理システムなどのオンプレミス上にあるデータは、企業内の重要な基幹データですが、その活用となると様々な要因で限定されることにより、DXを進めたい企業にとってボトルネックになるケースが多いです。
今回ご紹介した、DBからのCSVファイルを介してkintoneにデータ登録する方法であれば、低コストで基幹データをクラウドであるkintoneに配信でき、それを活用するシーンを広げることができます。
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